公開日 2020年05月18日(Mon)
3月のある日,枕崎高校の体育館横に青色のたまごが落ちていたと理科室へ届きました。
なぜ落ちていたのか解りませんが,今年はその後も校舎の周りでいくつか発見されました。
持って来られた先生方と調べると,「アオサギ」のたまごであることが解りました。
「アオサギ」は,このブログでも何度か登場していますが,全長 93cm 翼を広げると,160cm と,日本のサギの中で最も大型な鳥です。
どこででも見られる鳥ですが,枕崎高校の北側の山の木の上に集団で巣を作ってねぐらにしており,朝晩は校舎の屋上の手すりにとまってたたずんでいたり,グラウンドに舞い降りたりしています。
時折ぎゃーと鳴いているのも聞こえます。
たまごは孵化するまで約26日。孵化してから飛び立つまで50~55日くらいかかるそうです。今子育ての真っ最中でしょうか?
上の写真の手前は幼鳥。子供といっても,けっこうな大きさです。
理科室に落ちていたドバトのたまごと,生徒が実験用に持参して冷蔵庫に眠っていた,ニワトリのたまごがあったので,中身を出して殻だけを比べてみました。
左から,ドバト,ニワトリ,アオサギです。
成鳥の大きさを調べると,「ドバト 全長 約33cm」 「ニワトリの雌は 全長 約52cm」 それに比べてとても大きなアオサギですが,たまごはニワトリのたまごより少し大きい程度。殻は薄く柔らかい感触でした。