雪景色,お茶のいれかた講座

公開日 2018年02月06日(Tue)

昨夜からの雪で枕崎高校の庭も銀世界になっていました。

雪景色

通学手段の関係で休みの生徒も数人いましたが,登校した生徒でいつもの授業が実施されました。

雪景色 校舎

さて,今日は火曜日。2月1日から自宅学習に入っている3年生の出校日でした。

卒業式についての説明や,礼法指導の後,南薩地区茶業振興会事務局の主催で「お茶の入れ方講座」が実施されました。

お茶の入れ方講座 

生徒の前には,急須や湯飲み,お茶,ポット,砂時計など,お茶を入れるのに必要な道具が3人一組で並べられていました。

まず,お茶に含まれる成分や効能について,おいしいお茶の入れ方について説明を聞き,紙コップで配られた3種類のお茶を飲み比べてみました。

3種類は,同じ茶葉を「高い温度で入れたお茶」「少し冷ましして入れたお茶」「冷水で抽出したお茶」でした。

お茶3種

コップ

お茶3種

紙コップで配られたお茶を飲み比べた感想を高校生に聞いてみると,「おいしかったけど,色合い,味,かおりなど,全然違った」とコメントしていました。

温度の違い

お茶に含まれる成分「カテキン(渋い)」,「カフェイン(苦い)」,「テアニン(甘い)」は入れる温度によって溶け出す量が変わるので,入れ方を知っていると,お茶の種類や個人の好みに応じた入れ方ができるそうです。

続いて高級煎茶の入れ方について詳しく説明され,おいしくない理由についても触れられました。

煎茶の入れ方

説明の後,生徒達はそれぞれの急須に茶葉を入れて,湯飲みで湯冷ましをしたお湯を入れ,1分間待ったお茶をいただきました。

茶葉を入れる

湯冷まし

お茶を注ぐ

おいしくいただきました。

飲む

1煎目を入れた後に,注ぎ口に寄っている茶葉を真ん中に移し,2煎目はポットのお湯をそのまま入れて,少し苦みの強いお茶を入れます。

急須

苦いお茶のお供に和三盆のお菓子が振る舞われ,苦みと甘みのハーモニーを楽しみました。

お菓子

最後に,急須に残ったお茶を入れた後の茶葉を醤油とマヨネーズで味付けして食べてみました。

茶葉

試食した高校生によると,「ほうれん草みたいな味」だそうです。

「茶葉を食べる」と言われて,「え-!」と言っていた人たちも沢山食べていました。

今日の講座を受講した高校生は,今後煎茶を入れる機会や人前でお茶を飲む機会に,きっとおいしいお茶を入れることができたり,スマートな所作でお茶を飲むことができることかと思います。

南薩地区茶業振興会事務局の皆さんありがとうございました。